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私たちの想い

理由3:為替レートと需要供給バランスを考えた、適正な価値判断

正統な思想と真っ当な感性で、正直なジュエリービジネスを実践。

株式会社 千宝堂 代表取締役 古谷 千十朗

[ダイジェストビデオ]
上の映像にカーソルを重ねるとコントロールバーの出し入れができます。

みなさんに知ってほしい、適正という言葉の意味と仕組み。

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値段が変動する仕組みから説明しましょう。ほとんどの宝石、ダイヤモンドなどは輸入品ですから、ドル建てによって決済されます。簡単にいうと、円高なら安くなり、円安なら高くなる。さらに、世界中がマーケットですので、景気が良くてダイヤモンドを購入する人が多ければ価格も上がります。逆に世界中が不景気で購入する人が少なくなれば値段も下がるのです。世界規模の需要と供給、日本国内から見ると円高円安も影響する。ジュエリーの価格が変わる仕組みの基本的な部分です。

また、宝石の台座の部分は金やプラチナです。これもまた、世界相場で毎日変動しています。

私ども千宝堂では、常に相場などの状況に応じて、その時々のベストプライスを設定し、ジュエリーの提供を続けています。それはできる限り良いものをお客様に納めたい、良いものをお客様に持っていただきたいとの想いから。当然、良いものほど高いです。ただ、私どもが有利に安く仕入れられた時には、その分、価格に反映することができます。良質なものをできるだけお求めやすい状況で、お客様に提供したいという気持ちで、ずっとやってきましたし、これからもやっていきます。これが変わらぬ千宝堂の実践姿勢です。

かつて蔓延(はびこ)った身勝手な業者は、自ら淘汰の道へ。

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価格の不透明さを逆手に取り「高く売ってしまえばいい」、「儲かればいい」、原価の数倍もの値段を付けて販売している業者もかつては多く存在しました。消費者にわからなければいいとの安易で最低なスタンスは、非常に腹立たしい限りです。ただ、そういう業者は、当たり前のこととして、どんどん淘汰されてきました。今なお、ジュエリー業界で生き残っているのは、志を持ち、不況を乗り越えて頑張ろうとする人たちだけ。そう感じています。

それと念のため、一概にそう言えないケースもありますので、誤解を招かないように補足させていただきます。世界中に店舗を構える一流ブランドなどは、宝石を売るだけでなく、プラスアルファの価値としてブランドを提供している側面もあるので、この例には当てはまらないことは、どうぞご理解ください。

正しきジュエリー道を歩んできたとの強い自負。

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適正な価格設定と価値判断の考えは、この業界に入った当初から持っていました。当時、ジュエリーの価格は不透明でわかりにくい。ゆえに業者はボロ儲けしているとの風潮が何となくありました。ほんの小さな宝石に、何百万円、何千万円という破格の値段が付いている。果たして、その全てに額面通りの価値が本当にあるのか、と、疑いの目で見ていました。そう感じる自分が、縁あってこのジャンルに入ったわけですから、できる限り、みなさんが同様に感じるであろう不透明さを取り除きたかった。このような観点からも、お客様にご理解を頂戴したうえ、納得してお求めいただくためのベストプライスでの提供を実践し続けています。

前項目の理由2でも話しましたが、私がジュエリー業界に入ったきっかけは、アメリカの米国宝飾会という宝石鑑定士の学校へ留学した仲間から「同じ会社で一緒にやろう」と、声をかけてもらったこと。その彼らもまた、業界の悪しき風習には染まっていませんでした。むしろ海外で勉強した分、伝統あるヨーロッパの考えを理解していたため「(当時の)日本のジュエリー業界はおかしい!」と共に反発していたのです。仲間の革新的な思想や、デザイン感覚の影響は少なからず受けました。日本の本格的なジュエリーブームは、ほんの60〜70年に過ぎないのに対し、片やヨーロッパは300年、400年の歴史があり「宝石とは何か?」の正統性に裏打ちされた歴史を積み重ねて来ています。もちろん、単純な伝統年数だけでなく、その考え方の真っ当さに影響を受けたためです。

ジュエリーコラム

大陸に潜む、宝石の歴史的な価値の理由

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日本の数倍にもおよぶ、ヨーロッパにおいて長い歴史を持つ、ジュエリーと人との結び付き。その理由は大陸に隠されていました。大陸とはすなわち、島国日本と違って、地続きに国が隣り合う状況を示します。一度戦争となり敗戦すれば、自国の紙幣は価値のない紙くずに。もちろん土地も略奪されますから、その財産性も低いと言わざるを得ません。そうなった時、唯一の確かな財産は、金や宝石など、どの国に行っても換金性が高く、馬車で逃げる際にも、持ち運びが容易なものに限られるのです。また、財産性とは別に、王様の冠や、社交界で貴族が身に付けるアクセサリーは、後に一流ブランドをしても進化を遂げました。そう考えると、ジュエリーに関して歴史の浅い日本と、伝統あるヨーロッパとが、意識において雲泥の差を生じさせているのも無理のない話と言えそうです。